路面電車の走る街(前編)2020年12月22日 19:40

今月と来月の2回に分けて、「路面電車の走る街」の写真を紹介していきます。
まず「路面電車」の定義ですが、今月分は「次の2項目の両方にあてはまる」としました。
 (1) 路面電車タイプの低床車両が走っている
 (2) 道路上を走る区間があって、道路上から乗降する「停留所」がある

札幌市交通局(北海道)
札幌市の中心「すすきの」を起点、終点として周回コースになっています。
以前はU字形でしたが新しい線路を建設して丸くつながりました。
「すすきの」のあたりは繁華街ですが、離れていくにつれて郊外の雰囲気になっていきます。





函館市交通局(北海道)
函館市は古い建物も多く、路面電車が似合う街です。
雪が降ると札幌と同様「ササラ電車」と呼ばれる除雪車が出動します。




万葉線(富山県)
富山県には路面電車が2か所で走っています。
高岡市は「加越能鉄道」でしたが赤字続きで第3セクターの「万葉線」に引き継がれました。




富山地方鉄道(富山県)
富山市は「富山地方鉄道」の路面電車が、富山駅の南側を走っています。
富山駅の北側には、「富山港線」を改築した「富山ライトレール」がありましたが、北陸新幹線で富山駅が高架になったスペースで駅の南北の路線がつながって、まとめて「富山地方鉄道」の路線になりました。
ここでは「富山地方鉄道」「富山ライトレール」それぞれの写真を紹介します。





福井鉄道(福井県)
福井には「福井鉄道」があって、福井市内の一部区間が路面電車です。
途中から普通の鉄道路線に変わるので、かつては電車の車体に折り畳み式の階段がついていました。
まは路面電車タイプの低床車両が全線を通して走っています。




豊橋鉄道(愛知県)
豊橋駅から北側には豊橋鉄道の路面電車が、南側には同じ豊橋鉄道の普通の電車が走っています。
最新の低床車のほか、都電や名鉄の譲渡車も走っていて、路線は短いですが車種は豊富です。




阪堺電気軌道(大阪府)
大阪の天王寺・あべの橋(あべのハルカスのすぐ下)から堺まで、南海本線と並走する路線です。
定期運行される電車では日本最古参、1925年製の「モ161」がまだ現役です。





岡山電気軌道(岡山県)
岡山駅前からの路線です。
アニメのキャラクターを模した車両とか、走っています。



広島電鉄(広島県)
広島市は、日本では最も路面電車が活発です。
メインは広島駅から宮島まで広島市街地を通って結ぶ路線ですが、ほかにも多数の路線があり、メインストリートではたくさんの車両が列を作って走る様子を見ることができます。
車種も豊富で、胡町の歩道橋から電車を眺めていると時間の過ぎるのを忘れます。




伊予鉄道(愛媛県)
伊予鉄道は路面電車つ普通の鉄道の両方を運行しています。
JR松山駅から近い「大手町」では、日本ではここだけ!の「路面電車と普通鉄道の平面交差」があります。
路面電車が踏切待ちをしている前を、大型の電車が横切っていきます。




とさでん交通(高知県)
以前は「土佐電鉄」でしたが、第3セクターになって存続しています。
高知駅前には、日本ではここだけ!の「路面電車どうしの十字クロス」があって、直進のほかどの方向からも右左折ができるようになっています。
高知市の市街地だけでなく、街から外れたところも走ります。




長崎電気軌道(長崎県)
長崎市も路面電車がにぎわっています。
有名な観光地を結んでいるので、長崎観光のときには欠かせません。
広島と同様に、次から次へと電車がやってきます。





熊本市交通局(熊本県)
熊本の路面電車は先進的で「低床車両」などの新しいものは最初に熊本で走っていました。




鹿児島市交通局(鹿児島県)
最南端の路面電車です。
今は鹿児島まで新幹線で行けるようになったので便利になりました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://prikun.asablo.jp/blog/2020/12/20/9321357/tb